獨楽会　姫路獨協大学同窓会

三釜山旅行の穴場!?
隠れたもう一つの学生街
慶星大・釜慶大エリアのおいしい店探訪

保都　勝也さん(日本語学科/平成20年卒）

　ソウルに次ぐ韓国第2の都市、釜山。博多から「ビートル」「コビー」というジェット船に乗れば3時間で到着する。今回は、南浦洞（ナンポドン）や西面（ソミョン）、海雲台（ヘウンデ）などといった有名どころとは少しはずれた、釜山旅行の“穴場”を紹介したいと思う。

　その“穴場”とは、隠れたもう一つの学生街、慶星大・釜慶大（キョンソンデ・ブギョンデ）エリア。釜山大周辺の学生街は、ガイドブックにもよく紹介されるが、このエリアは知る人ぞ知る、まさに穴場といえよう。

　西面から地下鉄2号線に乗り、海雲台方面へ進む途中に慶星大・釜慶大駅がある。駅を出るとすぐのところに、慶星大と、CGVという映画館がある。慶星大を背にして大通りをまっすぐ行くと、釜慶大のキャンパスも見えてくる。遊ぶ場所というと、カラオケやビリヤード（それでも日本より数はかなり多い）程度だが、飲食店は大通りから細道にいたるまで所狭しと軒を連ねている。その中でも特に人気の高い飲食店にスポットを当てて、いくつかピックアップしてみた。

　端から端までくまなく見て回るには一日では足りないほど、多種多彩な店が揃うこのエリア。釜山の大学生のようすをじっくり観察するのもいいし、若さ溢れる人々のパワーを体で感じ取るのもいいだろう。日本語が通じないというのが不便ではあるが、有名観光スポットとはまた違った釜山の一面を発見できるのではないだろうか。お決まりのコースに飽きたら、ぜひお試しいただきたい。


①カフェ＆パスタ「アイオラ」・・・少し離れた場所にあり、比較的静か。インテリアもおしゃれで、1・2階ともにテラスがある。カルボナーラW9000、サラミピザW10000など。		②「鳳雛(ボンチュ)チムタク」・・・チムタクとは、骨付き鶏の甘辛どろソース煮込みのこと。ジャガイモなどのぶつぎり野菜やライス麺と一緒に煮込む。中サイズ（3人前）W22000。

③ビビンバ専門店「ミンドゥルレ」・・・学生向け、割安でお腹いっぱい食べられる店。味噌汁やキムチチゲは最初からセットで選べる。野菜ビビンバW3700、チャーハンW4200など。		④カフェ「エバンス」・・・ビルの2階にあるが、人形やマンガがあるなど店内はアットホーム。おすすめはふわふわアイスワッフルW9800、カフェモカW4800。食事メニューも。

⑤豚焼肉「ボルチプサムギョプサル」・・・肉に蜂の巣（ボルチプ）のような切れ込みを入れることから名がついた。いつもたくさんの客で賑わう。1人前豚バラW5900、味付けカルビW6300。

会報Vol.24（2009年8月）