三清洞(サムチョンドン) | ||||||||||
新井 奈美さん (日本語学科/平成13年卒・言語教育研究科/平成16年修了) |
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韓国のソウルで日本語を教え始めてあっという間に6年が経ちました。その間、ソウルのいろいろな街を訪れこちらの人たちのパワーに圧倒されつつも、新しい文化に触れるという貴重な体験をしてきました。 ソウルではショッピングといえば東大門や梨大、明洞などのエリア、食事やお酒といえば江南などのエリアが定番とされていて、日夜多くの人でにぎわっています。 そのようなソウルっ子たちの間で新たな定番となりつつある三清洞は韓国の文化と西洋の文化が感じられる街並みが人気のおしゃれスポットです。朝鮮時代の王宮である景福宮と昌徳宮、現在の大統領官邸である青瓦台に隣接している三清洞はかつて、貴族や宮廷に仕える官僚などの居住地になっていたエリアでした。 現在では当時に建てられた韓屋と呼ばれる韓国の伝統家屋を西洋風に改装した建物と新築された近代的な建物が融合し合って、この街独特の雰囲気を醸し出しています。 また、これらの建物にはカフェやレストランなどが併設されていて、日曜日の午後などにはワインを片手にブランチを楽しむ人たちを見かけることもできます。 都会の中心にありながらも閑静でのんびりした雰囲気は日本の自由が丘や代官山にも少し似ているなどとも言われています。ソウル観光で少し疲れてしまった最終日などの気軽な散策におすすめの街です。 |
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会報Vol.24(2009年8月) |