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ようこそ鳥取へ~東部編~
鳥取-砂の美術館 
 廣田 一惠さん(ドイツ語学科/平成4年卒業)


鳥取-しゃんしゃん祭り NHKの朝の連続テレビ小説などの影響もあり、鳥取といえばゲゲゲの鬼太郎などが挙げられると思いますが、鳥取県東部のご紹介をしたいと思います。

 まずは皆さんご存知の鳥取砂丘ですが、砂丘周辺には『鳥取砂丘こどもの国』があり、数々の遊具や工作体験工房があり、子供向けのイベントも催されています。また、夏場にはキャンプ場を利用することもでき、水の遊び場には小さいながらもウォータースライダーもあります。また、近くには砂の美術館もあり、第4期(H22.4.29~H23.1.10)の今年のテーマは『砂で世界旅行・アフリカ ~偉大なる大陸の歩みを訪ねて~』です。アフリカのたどってきた歴史などをダイナミックに表現されているのですが、個々の動物たちも砂とは思えないほど繊細に表現されており、見る価値十分です。砂の美術館の企画は継続されることになり、施設などの準備の為に来年度はお休みとなりますが、砂像などのイベントは催される予定です。

鳥取-岩屋堂 毎年8月に鳥取市中心部で開催される『しゃんしゃん傘踊り』は県東部の雨乞いの因幡の傘踊りが由来となっています。一斉踊りでは通りを埋め尽くす踊り子さんと鈴の音のしゃんしゃんという音が響き、祭りに引き込まれてしまいます。ここ姫路のお城まつりなどでも鳥取の方と姫路の方が合同で連をつくり、しゃんしゃん傘踊りを見ることができ、鳥取東部出身者にはとてもうれしいことです。

 岩屋のお堂といえば三徳山三仏寺投入堂が有名ですが、兵庫県との県境にある若桜町岩屋堂(わかさちょういわやどう)の不動院岩屋堂も岩穴の中にお堂があり、ここは車から歩いてすぐの場所にありますので、道すがらちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 冬の日本海は暗いイメージもあるのですが、天気の良い日の海は本当に綺麗です。近年、漂着ごみの問題等も深刻ですが、漂着した木材、海草などに小さな海生生物がついていたりし、夏場とは違う磯観察も思った以上に楽しいですよ。

 夏は海水浴場に岩ガキ。秋は梨・柿に紅葉。冬はスキーにカニ、春は流し雛祭りに桜。そして温泉や因幡の白兎をはじめとする数々の伝承や史跡。まだまだ紹介したいことがたくさんありますが、みなさん、一度、鳥取へお越しください。
鳥取砂丘こどもの国
  ▼場所: 鳥取市浜坂1157-1
  ▼入場料: 高校生以上500円、中学生200円、小学生以下無料
      http://www.kodomonokuni.gr.jp/

砂の美術館
  ▼場所: 鳥取市福部町湯山2083-17
(鳥取砂丘情報館サンドパルとっとり)
  ▼時間: 9時〜20時(最終入場は19時30分)
※12月の鳥取砂丘のイルミネーション期間中は時間延長される場合があります。
  ▼入場料:  一般600円、小中高校生300円
     http://www.sand-museum.jp/
 会報Vol.27(2011年1月)