税に関するお話について | |
経済情報学部 教授 横山直子先生 |
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Q: | 税金は、消費税だけでなく所得税、法人税、相続税、酒税など非常に多くのものがありますが、なぜこのようにたくさんの税金があるのでしょうか。 |
A: | ![]() もう少しわかりやすくみると、たとえば所得税、消費税、相続税は、それぞれの特徴を有しています。所得税は高い所得の人は大きな税負担をする、また、控除があることで細かく配慮ができるなどのメリットがある一方で、累進税率のため勤労意欲が低くなる可能性があるなどのデメリットがあります。消費税は、安定的な税収が予想できるというメリットがある一方で、所得が低い人ほど所得に対する税負担の割合が大きくなるというデメリットがあると考えられます。また、相続税は資産の格差を是正することができるというメリットを有しています。 このように望ましい税制のためには、様々な税金が必要であるということになります。 |
Q: | 税金の役割は、どのようなものなのでしょうか。 |
A: | 税金は税収を確保するという役割とともに様々な役割を果たしています。1つは公共財を供給するための財源としての税についてであり、これは資源を配分するための役割です。税金には、また、所得税のように所得格差を是正する、相続税のように資産格差を是正するなど所得再分配のための役割があります。さらに税金には、減税や増税など景気に応じて政策を行うなど経済を安定化するための役割もあります。 |
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会報Vol.27(2011年1月) |